昨日の秒速5センチメートルの続き


まあ、昨日で自分の言いたいことは大体言い尽くしたつもりになってたけど、
まだ少しだけ言い足りないことがあったので書こうかと。


自分にとってはかなり切ない映画であったのだけど、その切なさが最大になったのは
2話目の「コスモナウト」だった。
2話目は主人公のタカキに恋している種子島の高校生澄田花苗の心の動きの描写が、
自分にとっては忘れていたい過去の心の古傷を刺激してしまい、かなり動揺してしまった。


あの話は、報われない恋心を持ってしまった人間にとってはまさしくつらい話で、
その言いたくても言い出せない心模様とか、
相手の一挙手一動に喜んだり悲しんだりする姿は、
自分にも思い当たることが多くて多くて、観るのがちょっと辛く感じた。


でもタカキの2話と3話の心の中もこう身につまされるというか、
昔の話を思い出してしまって、奇声を上げて布団被って寝たいような気分になってしまうと言うか、
まあとにかく恥ずかしいんだけど「あるある」って言いたくなることばかり。


とまあ、自分としてはわりかし情熱を持って語ってしまうくらいいい映画だった。
しかし、もの凄く人を選ぶ映画であることも確かだったり。


で、今日花見の時に新聞見たらなんと5月5日から熊本でもシネパラダイスで公開されるとのことで、熊本の皆さんも良ければ見に行って欲しいなぁと思う。
あと、監督の舞台挨拶も良ければして欲しいなぁ。


いや、だってそうしないとこの手の映画を次にやってくれるとは限らなくなるので、
なるべく皆さん時間を作って見に行きましょうと思うわけです。


あー、あと自分にとって意外だったのは、花見の最中やたらと「あ、秒速5センチメートルだ」
とか言ってましたよ。
秒速5センチメートルってフレーズが良かったらしく、花見に参加してた高校時代の皆さん桜の花びらが落ちてくるたびにいってたし。

やっぱりポスターとパンフレットを持って何を観てきたのか説明したら、
意外と印象良かったみたいで、なんか良かったなぁ。

あと話変わりますが、監督さんと美術の方にサインいただいたポスター
それと無理いってサイン入りポスターと一緒に写真とってもらったのは家宝にしますよ。

ええと宣伝担当の方から釘指されたんですけど、自分の顔写真載ってるんでまかり間違ってもネット上には上げませんよ、恥ずかしいから。


まあ、おっさんおばさんばっかりなんで、子供の話とか離婚話とか色々と、
一般には公開できない微妙な話ばかりだったり。いやあ俺の悩みなんてまだまだ…って感じでかえって励まされたりも。本当、人生って色々あるんだよね、と思う一日だったり。
しかし、夕方までだらだらしてたので、おなかいっぱいもう食えない状態になってしまった。

追記
 何かと話題だった主題歌も、いいタイミングでかかってきてこれまた涙腺がゆるむことになります。