というわけで「星を追う子ども」新海誠監督舞台挨拶に行ってきた

昼から博多まで行って16:15からの舞台挨拶がある回に参加してきたよ。
内容に関する感想はとりあえず数日待ってもらうとして、


舞台挨拶の内容をちょっとだけ書くと
・今回は前回秒速5センチメートルで自分たちが満足できることをやりきったので新しい方向性を目指すためにやってみた。
秒速5センチメートルなどの日本的な生活描写だけではいけないと思い今回の内容に挑戦してみた。
・ちょっとの間外国に住んでいたので、日本人なら普通にあって当たり前な共学や式の描写と行ってものが中東を代表する諸外国では理解されがたいのではないかと思ったのがある。
・今回の主人公は子どもなので最後になるまで自分の奥深くにある気持ちに気づかないでいる。
・普通一般的な人間はあんまり子どもの頃からある程度の年になるまで気持ちや考えが固まって目標に一直線に向かうと言うことはしないのではないか?
・今回は主人公の明日菜よりも目標を持った人物として森崎を設定した。(目標の内容は映画の中身に関わるので割愛)
・音楽を作った天門さん曰く、今回一番共感できたのは森崎、少し中年太りしてるところとかw
・お二人とも絵や音楽を専門的に勉強してないので少人数で手探りでやってきているが、本格的に絵や音楽をやってる方に少しコンプレックスを感じる面はある、
 ただ、はじめはほぼ二人でやってきたことがだんだん素晴らしい才能を持った方々に参加していただき、今回のような長時間の作品を作ることが出来たのは幸せだと。


等々いろんなお話があっておもしろい舞台挨拶でありました。



内容に関して少し不満を書くと
・シーンの切り替わりがやや唐突で説明不足ではないか?
・もう少し舞台説明をするだけのキャラを一人入れるべきではなかったか?
・舞台となった町に出てくる文物が少し変。車は昭和30年代っぽいのに戦闘ヘリは80年代っぽい。
 火器も新しいし、その辺で少し混乱する部分があった。
 森崎が参加してたあれと奥さんの服装が微妙に時代設定がおかしいの。
 時代考証の面でちぐはぐなのが個人的には不満

っていう点。
ただまあ、いろいろと挑戦してる面は感じられたし、次回以降もまた違った作風に挑戦して欲しいので、
その試行錯誤の結果だと思えばそんなに責めるべきものではないのではないかと思う。

あと、制作したスタッフの方々と非常に和気藹々とされてたのはいい印象を受けたし、次回も見に行けるなら見に行こうかと思う。