らき☆すた6話

前回の5話はまだ監督がいまいちノリをつかみ損ねてた&ソロモンの悪魔ガトー少佐もとい賀東昭二の脚本がいまいちらき☆すたとあわなかっただけだって事みたいで一安心。


ただ監督交代によって変わった点は多く、
シーンの切り替えがスムーズになったのとあんまりにも細かいパロディやセルフパロは減って、全体的に情報量は減ったみたいです。
まあ、息つく暇なしのハイテンションなノリじゃなくなったんですが、
いい感じでまったりした流れは作り出せているので、監督交代は成功したみたいです。


こうしてみると、山本寛は確かに監督には時期尚早だったんだと思う。
もうちょい話の緩急をうまくできるようになれば切られずに済んだのかもと思う。
…まあたられば論なんで、もう少し修行積めば大丈夫なんじゃない、プライド高いと苦労しそうだけどね。


と、ぜんぜん6話のことは書いてないんでちょっと話の流れを戻して、


まあ今回の6話は夏の定番ってことで海水浴の話なんですけど、
なぜか海水浴する場所に行くまでにイニシャルDのパロディは始めるのには笑いました。
しかも、無駄に車のモデリングに凝りまくって、テクスチャの反射をきちんとしてみたり
妙にイニシャルDっぽいキャラクターにしてみたり、等々無駄なところに全力を投入するのにはあきれるばかり(褒め言葉)。
こういうところで手を抜かないのが、京都アニメーションのこだわりなんでしょうねぇと思います。
まあ、あと妙におっさん臭いネタのオンパレードには大ヒットしました。
(例:座るときの「よっこいしょういち」とか、ティモテねたとか、「うーんマンダム」とか、EDの曲がバレンタインディ・キッスとか、犬神家の一族とか)
いやあどう考えてもこれ視聴者の想定年齢30代に設定してるんじゃ?って感じでして、それはそれで勘ぐってみることで面白かったりもしますが、
今回一番自分的にヒットしたネタはスク水ネタだったりします。
こなたが小学校6年から成長してないっていうのは、やっぱり中の人(平野綾)の体型が小学校6年からほとんど変わらないって言うのに引っかけてるんですか?
と真面目に画面に向かって突っ込み入れそうになりました。


まあ、あとらっきー☆ちゃんねるもあきら様の黒さが通常運転に戻ったんで、うれしい限り。
しかし、あれだけオタクをネタにするのにみんなおもしろがるのを見てると、
オタクって自虐ネタには大喜びだけど、他人からあーだこーだ言われるのは本当に嫌いな人種なんだなと思う。
…自分もその気が大いにあるんで、こう書いちゃいますが、身内からいじられるのは許せるけどそうじゃない他人から言われるのは嫌いなんだなぁ。
まぁ、そうじゃない人もいっぱいいますけど、意外と迫害には慣れてるのがオタクだったりする。
ダテに年期は積んでませんぜ。近頃オタクとしては薄まってる気がするけどな。


で、武本監督もノリをうまくつかんだ感じで、監督交代もうまくいったなぁと思います。
前回はやはりノリをつかみ損ねてた感じがプンプンとしますが、
ゆる〜いのりとパロディネタのアンタッチャブルっぷりはらき☆すたアニメ版の真髄みたいで、
そこんところを素早くつかんできたので、今後も緩く見続けられそう。