言の葉の庭の舞台挨拶行ってきたので感想と備忘録代わりに

睡眠不足気味なのと、質問書いてる時に結構聞き逃したので、話の内容は全部ではないのですが…
今までの舞台挨拶は雨が降ってなくて残念だったが、今回は雨が降ってて作品にふさわしい天気になったと前振り。
関東以外では初めての舞台挨拶ということで、一番コストが掛からない監督本人が来たと言って舞台挨拶に来た皆さんを笑わせる。
二人の距離と感情と置かれた立場を雨の強さで表してる。最後のタカオの告白シーンは言葉と裏腹なのがよく分かるよう心掛けた。(演技も素晴らしかったと思う)
入野さんははじめから決定してたが、花澤さんは6人ほどオーディションした中から決めた。本人がぜひ参加したいと言ってきたとのこと。
花澤さんははじめは違和感があったが、大人びた部分や幼い部分、冷たい部分やはかなげな感じを上手に演じられてたので雪野に合うと思うとのことだった。


最後の雪野がつぶやいてるのもちゃんと台詞がある。「万葉集 沓」
製作期間は1年、去年の5月頃構想を思いつきそれから作った。この作品を見て雨の風景が好きになって欲しいとのこと
樹木の動きは枝や葉っぱをある程度のパーツに分けて作画し、それを手作業で動かしてるとのこと。
雨の描写も力を入れてると言うことだった。


タカオが憧れたり好きになるよう雪野の造形を心掛けた。スタイルも高校生なら憧れると思われるよう3サイズも設定してる。
男子高校生あたりが見て足フェチになって欲しいと思ってる。
名前に雪や秋が入ってるのもちゃんと意味があってのこと。
ショートボブは監督の今の好み。
EDも思い入れのある曲だから敢えて古いかもしれないが使った。詩の内容が散文的で論理的でないけど、この作品にはあってるとのことだった。


あと色々あったけど、ちょいと思い出さない。


今回はしっとりした人物描写を中心に素晴らしい背景を絡めて、非常に見応えのある作品になってると思う。
主役二人を中心に話をまとめてあって、素直な話作りなので上映時間の1時間があっという間だった。
雪野の苦悩とタカオの将来への不安を雨が表現してるが、そこの表現がまさしく新海誠の真骨頂で感動を覚えた
ネタバレ自重の為、あんまりつっこんで感想が書けないのが残念だが、雪野のヒントは3つほど出てくるので、よく見ると分かるかも。


これは、新海誠なりの「耳をすませば」と思えばいいのかも、ただ主題の一部が似てると言うだけだし、
中身は現実よりの話作りでもっと厳しい終わり方ではあるけど…


今回の作品の内容と主題、ストーリーの流れを見る限り多分一番万人よりではないかと思う、
結末もきっちり終わらせるわけではなくその後を想像させる余地を残してるし、見て損はないかなと思う。

昨日公開を忘れてたので公開したっす…